THE ALFEE 25th Summer 2006
YOKOHAMA STAR SHIP
at RED BRICKS PARK
2006/08/12 Only One Night


Victory
不良少年
Journey
Stand Up, Baby -愛こそすべて-

*** MC坂崎 ***

NEVER FADE
冒険者たち
メリーアン

*** MC桜井、坂崎、高見沢 ***

My Truth
ONE
I Love You

*** MC高見沢 ***

太陽は沈まない
戦場のギタリスト
裏切りへの前奏曲
幻想〜ILLUSION〜
GATE OF HEAVEN
平和について
On The Border

*** ENCORE 1 ***

Great Vacation -Go!Go!BEAT BOYS-
夏のTAWAGOTO
やさしい黄昏
Heartbreak Lonely Rain

STARSHIP-光を求めて-
夜明けのLANDING BAHN

*** ENCORE 2 ***

*** MC高見沢 ***

SWEAT & TEARS

(全24曲)



THE ALFEE夏のイベント25年目。
四半世紀に達した毎年恒例の野外イベント。
今回の会場はちょうど10年前のイベントと同じ、横浜赤レンガ倉庫。
今は公園となっており、赤レンガパークと呼ばれてます。

今回のイベントには個人的に思い入れがあって、
自分が初めて夏イベに参加したのがまさに10年前のRED BRICKS。
ちょうど10年の区切りに全く同じ場所でイベントが行われたと言う事実には
運命的な喜びを感じずにはいられません。
きっと10年前に初参加した人は皆同じように思っているんじゃないでしょうか。

今回の最大の懸念事項はなんと言っても天候で、
始まる直前まで雨がパラつき稲妻が空を走っている状態でした。
しかし始まった途端、それらすべてがピタリと収まった事に、
この場に集まったファンの人達の思いの強さを感じずにはいられないですね。

オープニングはまだ客席が落ち着き切ってないまま、
18時に定刻どおりスタート。
終演後の規制を考えればやむを得ない所ですが、
こんなにピタリと始まったのは結構久しぶりな気がする。

オープニングは意外なところからのスタート。
いきなり客席後方から巨大な幕が流れてくる演出には虚を突かれたというか、
ビックリしました。
まさか始まりの最初の演出が後方から行われるとは。

客席を後ろからステージに向かって移動するそれは、
まるで大海原を切り出したような見事な存在感。
ステージから伸びる花道先端で移動は止まり、今度は上方に向かって盛り上がり始める。
この段階で幕の中に3人が入り込んで、
花道先端から現れるんだな、という演出は予測できましたが、
この一連の流れはちょっと驚きですねぇ。

でも始まってしまえば、もういつものノリ。
『不良少年』なんて意外な曲も飛び出しましたが、
それなりに馴染みの多い曲でした。

で、今日最初のアクシデント。
タカミーが飛び跳ねたときにエンジェルギターの羽が腿に当たったのかな?
痛みでタカミーがいきなりスッ転んでました。
しかも上方の羽で更に顔もぶつけたらしく、
ホントに何やってんだか…。
足元が滑りやすくなってたのがまずかったっぽいです。
スタッフと他二人を動員してタカミーの足元を拭いてやることに。

気を取り直して『NEVER FADE』から。
ここはシングル3連発。珍しいですね。
さらに続く『My Truth』もシングルだから、4連発?

『メリーアン』では、
歌いだしの部分で桜井さんも滑りやすいステージに足を取られるというハプニング。
そのせいで歌いだしの歌詞を思いきり間違えてました。
「夜露に濡れる〜」じゃなくて「夜露に濡れた〜」と、完了形になってしまってた。

今日の曲目は全体通してシングル曲が多い、言わばスタンダードな構成。
コアファンが喜ぶような曲もあるにはありますが、
ちょっと素直すぎた感もあり。

で、コアファンが喜びそうな曲として挙げられるのが、
まず『裏切りへの前奏曲』。
ベルリンで歌って以来じゃないですかね。こうやって歌っている場面を見るのは。
ツアー中行ってない会場で歌っていたかも知れないですが、
少なくとも自分が認識してるのはベルリン以来か。

そして『GATE OF HEAVEN』。
最近は『Symphony of The Alfee』に括られてしまってたり、
曲構成が短縮されてたりしたんですが、
久々に完全フルコーラス。
本来それが当たり前なんだけど、最近は変則パターンが多かったせいで、
逆に新鮮に感じました。

アンコールでは恒例の空圧バズーカによるTシャツプレゼントからスタート。
そのままBEAT BOYSのナンバーを立て続けに披露。
ここまでしっかりと続けてBEAT BOYSばかりというのは結構レアなパターンじゃないかと。
1曲挟むくらいなら珍しくもないんですけどね。

BEAT BOYSの後はイベントタイトルにもなっている『STARSHIP』。
いつもならここでディスタンスを歌いそうな場面で、あえてタイトル曲を持ってきているのは
何の思いからか。
その次はコレは正直予想外の『夜明けのLanding Bahn』。
これも意外性があって嬉しかったですねぇ。
この曲聴くと日本平の感動をイメージしてしまい、こみ上げて来るものを感じます。

ラストは『Sweat&Tears』と、選曲としては王道なんですが、
その手前でもう1曲入らなかったのが非常にシンプルな構成という印象を与えている。
曲自体も最近の変則パターンではなく、
これまたオリジナルに忠実なスタンダードなバージョン。
これも久しぶりゆえに却って新鮮な印象でした。

終演後は見事に夜空に咲き誇る花火を鑑賞。
メンバーは客席脇を通り抜けて後方へ回り、最後の挨拶をして退場。
この最後のサービスも最近のイベントでは定例化してきたような気がします。
しかしこの簡単な気遣いが、後ろの席のファンには大変な喜びになるんですよね…。

今日は終わってみれば全体的にサッパリ目の構成。
時計を見ればしっかり3時間やってはいるんだけど、
どこか心はもう一つインパクトに掛けるイメージを抱いていたかもしれない。
シングルが多かった所為も有り、曲目が在り来たりすぎたのだろうか。
王道と言えば王道なのだが…。
明日はその分マニアックな曲が増えるかな??
そちらに期待したいところかも。

戻る