THE ALFEE
AUBE2005
STARTING OVER

2005/12/24 日本武道館

CAN'T STOP LOVE!
Brave Love〜Galaxy Express 999〜
孤独の美学

*** MC坂崎 ***

冒険者たち
AMERICAN DREAM
SWEET HARD DREAMER

*** MC桜井、坂崎 ***

Scarborough Fair

*** MC坂崎 ***

From The Past to The Future
The Way
Another Way

*** MC高見沢 ***

Going My Way
Beat Pop Generation
I Love You
祈り
UNCROWNED KINGDOM
100億のLove Story

*** ENCORE 1 ***

(メンバー紹介&自己紹介)

冬のバラード&クリスマスソングメドレー
(賛美歌-頌栄539番-
〜When You Wish Upon A Star
〜恋人たちのペイヴメント
〜心の鍵
〜霧のソフィア
〜Candle Light
〜Another One Bite The Dust〜White Christmas
〜Jingle Bell
〜FLOWER REVOLUTION
〜SWEAT & TEARS
〜星空のディスタンス
〜聖夜〜二人のSilent Night)

*** ENCORE 2 ***

*** MC高見沢 ***

平和について
至上の愛

*** ENCORE 3 ***

Long Way To Freedom

(全20曲、メドレー曲を分解すると31曲)


ツリー リース

タイトル頭に掲げられていたリース。
正にクリスマス仕様。


正面玄関の華の手前に飾ってあった
クリスマスツリー。
相変わらずかなりの大きさがあり、
見る者を喜ばせてくれる。

玄関全体

全体的に見るとこんな感じ。


武道館最終日!
クリスマスイヴではあるが、ステージの装飾に特に変わったところは見受けられない。
そもそも今回のステージ自体が秋にしては非常に簡素な構造なので、
あまり飾り付けるにしても引っ掛かりがないという状態か?

オープニング及び、1〜2曲目は3日間同様。
今日の3曲目は何だろうと事前に色々予想を立ててみたが、
ものの見事に想像していないところを突いてきた。
『孤独の美学』!
結構久々だったせいか、すっかり頭から抜けてました。
しかし久々に聴くと、やっぱこの曲もカッコエエなぁ。

オープニングの挨拶は幸ちゃんの簡単な挨拶を。
「今年の嫌な事すべて忘れて」と、お馴染みのセリフ。
更に3日間共だったが、各フロアの声を聞き、オーディエンスの勢いを高める。

続く曲は『冒険者たち』、2曲目は『AMERICAN DREAM』。
『AMERICAN DREAM』は一時ほど歌われる機会が減ってきたので、
こういう連続した時に聴けると嬉しいですな。
3曲目も似たような状態の『SWEET HARD DREAMER』。
この歌も他のメタル曲に阻まれて、なかなか歌われる機会のない歌。
特に今日はカメラが回ってるので、こういうタイミングでこういうレアな歌を歌ってくれるのは非常に嬉しいです。

そして2度目のMCは椅子に座ってくつろぎながら。
まずは恒例のアンケート。
今日が初日でファイナルって人が結構居ました。
やはり24日は特別ですねぇ。座席も北側までしっかりと埋まって立ち見まで居たわけだし。
一通りのアンケートが終わると桜井さん登場。
武道館特有の降ってくるような歓声を絶賛します。
頭上からの攻撃はやばいんじゃないの?なんてまた髪ネタでふざけてましたが、
いい加減シャレにならなくなってきてるのか、早々に話題変えましたね…。

さて、今でこそ武道館の時しか連続3日などと言うスケジュールは立ててない訳ですが、
昔は最大連続7日なんてスケジュールもあったらしく、
いわゆる若さだったんですかね。それで平気だったのは。
桜井さんに言わせると今7日やったら死ぬけど、4日くらいは行けるらしい。
しかし幸ちゃんは3日でいいらしく4日目は桜井さん一人でやってよ、と素っ気無い。
この時の互いに名前で呼び合うやりとりはなんか可愛いと言うか微笑ましいというか、
とりあえず笑えました。

更に話題は変わってステージの前方を動き回ってるカメラに触れる。
毎度の事ながら今夜のライヴはスカパーでの放映が決定してるらしく、
今回はちょっと遅めの2月4日との事。
節分の次ですね、という言葉に見事なまでのノーリアクション。
桜井さん途方に暮れるじゃないか。
で、そのスカパーの放映スケジュールを喋るのは幸ちゃんの役目だったわけですが、
珍しく舌がまわらず噛む事。
幸ちゃんに言わせれば、先程乗った可動ステージの揺れがまだ響いてるらしい。
幸ちゃんは高いのは平気だけど、揺れがダメらしい。
昔3人で漁船に乗った事があったらしいが、一人だけ寝てたとか。

で、唐突に軌道修正した後は、前二日と同じくS&Gをやりましょうか、という話に。
前二日はマイナーではないが、普段二人があまりやらない曲だったが、
今日は比較的メジャーな曲と言う事で、『Scarborough Fair』。
この曲も一般的には確かに有名な方だと思いますが、
やはり二人が歌うのは珍しいような?
今回は普段聞けないカヴァーを聞けて、かなりお得感がありました。

そしてタカミー登場。
今日のタカミーの衣装はすげえ!
これぞまさに王子!
真っ白、というか白銀と言う感じの衣装で、レースやら何やらとにかく綺麗でした。
タカミーはやっぱ白が似合うね。
黒ベースの髑髏模様とかはイカンですよ。
クリスマスイヴ仕様と言う事で、本人も気合い入れてたらしいが、
なるほど、見事なものである。
これはスカパーでやった時にアップでしっかり見れる時が楽しみだな。

今日のこの衣装はメンバーにも内緒だったらしく、
二人も一緒になって驚いてて、すっかり話題はタカミーの衣装に。
しかしこの衣装、とんでもない欠陥があって、ギターは何とか持てるが椅子に座れない!
今からアコースティックな曲をやろうって二人は座ってるのに、
タカミーだけ座れないから立ってやる事に。
幸ちゃんじゃないけど、構造設計の段階でしっかり確認しろよ〜。

さて、3人揃ったところで、今日は何のカヴァーをやってくれるのかな?と思ったんですが、
予想外にカヴァー1曲だけで先に進んでしまいました。
って事で、曲は『From The Past To The Future』および、続く固定の2曲へ。

続いてタカミーのMC。
これまでに2000本を越えるライブをこなし、武道館も22年やってるという事だが、
タカミーにとっては武道館というのはやはり特別で、
初めてレッドツェッペリンを観た時の衝撃は今でも忘れられないと言う。
どんな事でも初めてというのは鮮烈な物で、
その時の衝撃や感動というのは一生物になると評する。

そして生きる上で人を信頼する事、
更には自分を好きでいる事の大切さを説いて後半戦へ。

後半は固定メニューで展開。
ってかカメラ回ってる今日こそヘタに変わると困るわけだが。
今回初演奏となってビックリと感激がいっぱいだった『UNCROWNED KINGDOM』も
これでしばらくは聴き収めか。
次はいつやってくれるかねぇ。案外春ツアーでいきなりまたやったりするかもだけど。
ラストは『100億のLove Story』。
今日がクリスマスイヴであるという意識を持って聴くと、
また昨日までと違った深い味わいがあると思いまする。

アンコール。
前二日は中盤に着ていた青のスーツでタカミー登場。
バズーカは持ってこなかったものの、
特にクリスマススペシャルと言う雰囲気は感じさせないまま
いつも通りメンバー紹介と自己紹介のコーナーへ。
今日はまたタカミーの嘘八百が見事でしたね。
桜井さんに突っ込ませるためだけに言っているかのよう。

続くシングルメドレーで、ようやくクリスマスの特別仕様が登場。
シングルメドレーはこrはこれでやって欲しかった気もするが、
今回はこのメドレーをクリスマス仕様に変更して贈られる事に。

照明が絞られ、ステージ後方にクリスマスツリーと星を象ったライティングが灯ります。
最初は厳かに『賛美歌-頌栄539番-』。
続いては月明かりで夜空を明るく染めるような雰囲気で
『When You Wish Upon A Star』。コレはほんの一瞬でしたが。
で、クリスマスのバラードと言えばコレ。『恋人たちのペイヴメント』。
ちょっと前では曰く付きの曲になってましたが、今年は簡略化して逃げましたね…
とか思ってみたり。
その後は『心の鍵』。
なんというかリズミカルな小洒落たアレンジが利いていて、
コレはコレでなかなか趣深い味わいに仕上がってます。
続く『霧のソフィア』も吊られてか、オリジナルと比較すると、やや明るめのアレンジ。
次はまさにこの日のために作られた曲、『Candle Light』。
今日歌わないで何時歌う、というこの曲をメドレー中盤に据えて、
2番までやや長めの披露となった。
その次は冬のバラードやクリスマスソングと題したにしては全く関連が思いつかない
Queenの『Another One Bite The Dust』。
と、思ったら『White Christmas』と絡めてきた。
ってか、『White Christmas』はどうせならそれ単品でしっかり歌ってほしいんだが。
続く『Jingle Bell』は、最早THE ALFEE公式となりつつあるメタル仕様。
盛り上がるのはいいが、相変わらずその曲とは思えないほどの激しさだ。
続く『FLOWER REVOLUTION』『SWEAT & TEARS』『星空のディスタンス』は
ツアー中やってた通常メニューのメドレーと同じ曲構成。
ラストの美味しいところはしっかり活かすところがサービスが効いてていいね!
『SWEAT & TEARS』では今日も桜井さんしっかり昇ってました。
そして今日のメドレーの最後を飾るのは『聖夜』。
コレを聴かずして24日が終われるか!というこの日のための名曲。
今回はサンタに扮したスタッフが踊ったりとか、ポチとかの着ぐるみが登場して歩き回るなどの
ヴィジュアル的な演出はなかったが、
音楽面でのスペシャル仕様で演出。
1番のAメロの繰り返しを桜井さん、
2番の同じ場所をタカミーにヴォーカルチェンジして歌ってくれたのだ。
『SWEAT & TEARS』でも似た事をやっているが、こういう遊び心は
常に新鮮な感激を与えてくれて非常に嬉しいです。

アンコール2はタカミーのMCから。
各フロアの声に気を良くしたのか、会場一斉に声を上げてみる事に。
約1万の人間の声が一斉に沸きあがり、大音響に。
ステージに居たメンバーにはどのように聴こえたのだろう。
素直に驚いてみせていたのが印象的でした。
タカミーに言わせると、こうやって声を上げ、腕を振りかざす事は身体を丈夫にし、
風邪等の免疫力を高める効果があるらしい。いや、関係ないと思うけど。
そして直前のメドレーを振り返り、
聖夜を三人で歌った事について。
タカミーは緊張しててギターの方はコードが滅茶苦茶だったとか。
コードもそうだけどイントロのリズムも少しずれた気がするのは気のせいか?
「これはやっぱ君の歌だ」なんて言って幸ちゃんに返してましたけど、
こういうアレンジは今後も是非やってほしいと思うのは自分だけかな。
せっかく三人共が歌えるというTHE ALFEEならではの強みがあるのだから。

話題は変わって今日と言う日、クリスマスイヴ。
今年も平和にクリスマスイヴを迎え、武道館でライヴが出来る事に感謝します。
そして、世の中では色々なクリスマスの催しがある中、
THE ALFEEのライヴを選んだオーディエンスの皆は幸せ者だと。

そしてタカミーが最近思うのは平和について。
平和を作るという事は大人が子供たちの笑顔を守る事。
子供たちが安心して生活できる世の中にする事、そういう事ではないかと。
聞くところによると、子供はその日のうちから明日の夢を見るが、
大人は過去に遡って今までの事を省みると言う。
だから年に一度、こういう時くらい大人も明日の夢を見て、
そういう事について考えてみてもいいんじゃないかな、と話す。

続く曲はそのものズバリ、『平和について』、
そしてこれもやはりクリスマスには欠かせないかな。『至上の愛』。
この『至上の愛』をラストに持ってくる構成はグッと雰囲気が増して好きですねぇ。

しかし今日はクリスマスイヴ、これだけでは終わらない。
アンコール3があった。
この時のタカミーの衣装は前日までアンコールで着ていたキンキラのドレス。
まるで金のしゃちほこの鱗の様。
改めてメンバー紹介を行った後、本当のラストナンバーは『Long Way To Freedom』。
この曲もスペシャル仕様で色々スゴイ!
とは言っても歌の部分は通常と変わらない状態で、
歌が終わって後奏でタカミーがギターを持ち出してからが本領発揮というトリッキーな内容になっている。
まずはステージ両端に行き、可動ステージで上昇。
左右それぞれ行ってました。
しかしこの時、安全用のチェーンは掛けておらず、オイオイ危ないぞと思ってしまう感じ。
続いてサビの「Long Way To Freedom〜…」のフレーズを桜井さんに一小節歌わせ、
その後なんと長谷川浩二にも!
長谷川さんの生声をこんなにハッキリ聴けたのは初めての事。
こりゃたまらんっすよ!
高い音が出し切れずに少し音を外したあたりが歌に慣れてない感じがしていいです。
とりあえず長谷川さんの声が聴けたという事実が最高。
さらには二人をひき連れてもう一度ステージを右往左往。
左端に来た時、桜井さん一人だけまた上へ上げようと企んだっぽいですが、
うまく逃れたようです。
締めは3人ステージ中央に揃ってフィニッシュ。
クリスマスのスペシャルステージに相応しい素晴らしい内容でした。


今年も去年と同じく完全別枠でのクリスマススペシャルではなかったんですが、
ずいぶん充実感があった気がします。
時間も約220分程で、4時間公演とは呼べないんですけどね。
前二日と比べてもクリスマス公演の名に負けてない確かな手応えを感じました。
非常に素晴らしいステージだったと思います。
唯一の難は、長谷川さんの脱退について何も触れなかった事ですかね。
ラストに一声聞かせてくれたから、まだあからさまな不満は出ないものの
今日でファイナルという人が多いのだから、けじめの一つは欲しかった気がします。
大阪では言うのでしょうかね?

とにかくステージ単体と言う意味では非常に満足できるものでした。
春ツアーへの期待も高鳴るというものです。



戻る