THE ALFEE
AUBE2005
STARTING OVER

2005/12/22 日本武道館

CAN'T STOP LOVE!
Brave Love〜Galaxy Express 999〜
Hysteric Psychedelic ∞

*** MC坂崎 ***

冒険者たち
ロックンロール・ナイトショー
鋼鉄の巨人

*** MC桜井、坂崎 ***

I Am A Rock

*** MC桜井、坂崎 ***

Southern Man

*** MC坂崎 ***

From The Past to The Future
The Way
Another Way

*** MC高見沢 ***

Going My Way
Beat Pop Generation
I Love You
祈り
UNCROWNED KINGDOM
100億のLove Story

*** ENCORE 1 ***

(メンバー紹介&自己紹介)

BEST HIT THE ALFEE
(Weekend Shuffle〜華やかな週末
〜19-nineteen-
〜風曜日、君を連れて
〜シンデレラは眠れない
〜タンポポの詩
〜Juliet
〜サファイアの瞳
〜白夜-byaku-ya-
〜希望の橋
〜Promised Love
〜メリーアン
〜FLOWER REVOLUTION
〜SWEAT & TEARS
〜星空のディスタンス)

*** ENCORE 2 ***

明日なき暴走の果てに

*** MC高見沢 ***

ROCKDOM〜風に吹かれて

(全20曲、メドレー曲を分解すると32曲)

遂に今年もこの季節!
武道館3Days初日です。

オープニングはカーテンが掛かった状態でのコーラスワークでスタート。
このオープニングに立ってた部分だけ良く見ると可動式で、少し浮いてました。
カーテンが引き上げられると同時に床も下がって高さが並ぶ運び。
ツアー中の他の会場でもせり上がってたのかな?
かなけんしか行ってないけど記憶にないや…。

曲は頭2曲は変わらずだが、3曲目に『Hysteric Psychedelic ∞』が登場。
比較的新しい範疇の曲だが、ひどく久しぶりな印象。
ってかカッコイイな!

オープニングの挨拶は簡単に。
武道館恒例の挨拶だけど、「今年の嫌な事すべて忘れて楽しんで行ってください」と話す。

続いては『冒険者たち』『ロックンロール・ナイトショー』と幸ちゃんヴォーカルが続く。
今日はちゃんとブルースハープ投げてました。
この前は何だったんだろう…。
そしてスイッチドラムのパフォーマンスを見せた後は『鋼鉄の巨人』。
ここで中央に桜井さん、左右にタカミーと幸ちゃんが散るんですが、
何と驚くべき仕掛けが。
ステージの左右の端が可動式で上昇してゆくではありませんか!
タカミーはこういうの慣れたものだろうが、幸ちゃんは結構平気なのかな?
高さにして2階席の最前列ほどの高さまで持ち上がり、結構な高度があったと思われる。
しかも客観的に見て分かるくらい結構揺れてるんですよね。こわそ〜。

そして座ってのMCへ。
早速今の舞台装置について語る幸ちゃん。
やっぱり揺れ具合に対しては予想以上だったようで、驚いてました。
「鉄筋が少なかったんじゃないの?」と危険極まりない時事ネタをありがとう。
かなり笑えた。
そして紹介されるでもなく、早々に桜井さん登場。
「寒い中、わざわざお越しいただき…」といつもの丁寧な口上で挨拶する。

その後は恒例アンケート。
今日が初日って人も結構いました。ってか多い。
今日は生まれて初めては聞きませんでした。多分いたとは思うんだけどな。

今回のツアーではもしミュージシャンをやっていなかったら、
何になってたか?あるいは何になりたかった?という話題をずっとし続けているとの事。
毎回色んな職業が挙げられて、
桜井さんは時には弁護士なんて事も言ったそうです。
天秤のバッチが欲しかった…って、物のイメージが分からん。
幸ちゃんはまた面白がって一級建築士とか言い出すし。
いや、今マジでそのネタあぶないと思うよ?

そして普通の職業を上げるのに飽きた頃にはS&Gになりたかったとか、
話題の方向性が変わってきた模様。
しかもS&Gは「サイモンあんどうガーファンクル」で、
あんどうさんって人がいる3人組だったんだよ、とかあまりにも無茶苦茶な事を言い始める。
しかしそれでもやはりミュージシャン。
決めるところはビシッと決めてくれます。
S&Gのナンバーから『I Am A Rock』を披露。
この歌、カヴァーで聴くのは実は初めてだったりしたんですが、
どうやらタカミーがハンマリング嫌いなのが理由だったみたい。
確か吉田拓郎もハンマリング嫌いとか言ってたような…。

そして嫌いなハンマリングの曲をやりすごした後にタカミー登場。
オープニングは黒の王子って感じのファッションでしたが、
今度は紫のスーツをまとって登場。
相変わらず色が派手だ。

タカミーが登場すると話は三人揃ってからの話へ。
更にコーラスワークに幅が広がり、CSN&Yとかをやるようになったと話す。
しかしここでも、「ここにもあんどうさん居るよ!」とかさっきの話をぶり返す。
仕舞には「チャゲあんどう飛鳥」とか最早収集のつかない方向へ…。

次なるカヴァー曲はそんなCSN&Yから『SOUTHERN MAN』。
これもカッコイイっすわ。歌い出しのコーラスが素晴らしいです。

2曲カヴァーを挟んだ後は、幸ちゃんがまとめに入る。
ミュージシャンじゃなかったら、なんて話してたけど、
結局はみんなミュージシャンになってたんだろうと。

そしてそんな想いが見事にマッチした曲、『From The Past To The Future』、
続いて『The Way』『Another Way』と、
今ツアーのセットリスト中盤のキーワードである「Way」を含む曲を立て続けに披露。
続いてタカミーのMCへ。

先のMCに参加してなかったタカミーは、ここで自分がミュージシャンじゃなかったら
という話をする。
とは言え、日焼けを嫌うから、時化の時しか出掛けない漁師とか、
ふざけきった例しか出てないが。

話題は急展開して、今度は当日の話。
毎年武道館には坂崎父が来ているらしく、今日もタカミーは坂崎父と会ったらしい。
そこで約束を覚えているか?と言われたらしいが
当の本人はすっかり忘れてた模様。
どうやら自分(坂崎父)達のようなシニアな曲を作ってくれと言われてたらしい。
シニアな曲…って言われてもコレは難しい注文だな、確かに。
「天国への階段」とか身も蓋もない事言ってたけど、実際どうしたもんかって感じ。

そして話はまた変わって自分たちについて。
今まで相当わがままに動いてたと思われるタカミーだが、
さも今まで謙虚に仕事してたかの様な口振りで、
これからはもっとわがままでいいかな?とか白々しい事を。
当然桜井さんはおろか会場からは大ブーイング。
それを受けて逆に開き直ると今度は拍手喝采。
「何、今の拍手!」と解せない様子のタカミー。
でも「目から衣」はないだろ。幸ちゃんじゃないけど目から衣は出ねーよ!
まぁ言葉のまんまで考えれば鱗ってのも微妙だけどナ!

後半は『Going My Way』から軽快にスタート。
続いて『Beat Pop Generation』『I Love You』等、デジタルサウンドを取り入れた、
近年の曲が続く。
そこで一石を投じるかのように突然大人しくなるのは『祈り』。
まぁコレも静かなのは歌の部分だけで、後奏は原曲とは全く掛け離れたやかましい感じですけど。
そんな派手派手しさを象徴するかのように、
最早CDの『祈り』からでは考えられない花火の特効での締め。
ここで花火撃つか〜って感じ。
そして今回のハイライト、『UNCROWNED KINGDOM』!
いや、何度聴いてもヤバイ、カッコイイ。まだ2回目だけどね。
あまりの迫力と緊張感に、観てる方ですらまさに手に汗握る一曲ですな。
本編の締めは『100億のLove Story』。
最初タカミーのソロプロジェクトの『Berlin Calling』のフレーズから入ったので、
アレ?と思ったが、途中から自然な形で移行。演出としては上手いなと思った。
歌詞の部分が終わった後は、舞い落ちる雪のエフェクトがステージを彩り、
季節も相成ってグッと雰囲気を盛り上げてくれます。

アンコールはいきなり空圧バズーカでTシャツプレゼント。
なんかこのバズーカも恒例になってきたな。
そして企画はバンドメンバー紹介を通じて、自己紹介のコーナー。
最初の自己紹介はまぁいいとして、何時から成績暴露のコーナーになったんだっけか。
かなけんでもやってたか。
しかし途中で出てきた目玉の親父のぬいぐるみを使って坂崎父はないよな。
しかも今日本人来てるのに!
タカミー恐れを知らないとはまさにこの事。よく本人の前で本人をバカにするような事を…。

曲の方はこれまた今回のツアー用に企画されたシングルメドレー。
今日は頭に『Weekend Shuffle』が追加された、ちょっと豪華仕様。
めぼしい所だとやはり『Sweat & Tears』のヴォーカルチェンジバージョンが素晴らしい。
ちょっとした変化ですごい新鮮味を与えられると言うのは見事だと思う。
またこの『Sweat & Tears』では幸ちゃんが真中で歌い、他二人はステージ端の上昇ギミックの場所へ。
桜井さんも上昇ですよ!
幸ちゃんが楽しそうに横向いて眺めてましたが、桜井さん嫌だったろうなぁ。
歌ってる口と、ベース弾く腕以外、見事に動いてないのに笑った。
いつもは足でリズム取ってるくせに、そんなに揺れるのが嫌なんか。
しかしそんな桜井さんを襲ったのは歌い終わって降りる時。
降りる動作に入る時に、仕掛け上どうしても一度ガタッと揺れるんですよね。
完全に不意を突かれた感じで、桜井さんマジ焦りだった。顔が泳いでたよ。

最後は3人ともステージ中央に立って『星空のディスタンス』で締め。

アンコール2では登場と同時にいきなりの演奏。
曲は『明日なき暴走の果てに』。初期の名曲。B面だったけど絶対A面食ってるよな、この曲。

最後はタカミーのMC。
テレビやラジオ等色んなメディアに出ていても、戻ってくる所はやはりステージ。
自分たちがステージで歌っている限り、必ず皆の心に残ると信じてると語る。

そしてMCをはやるように進め、今日のラストナンバーは『ROCKDOM』。
今日のタカミーは途中で詰まらずに歌い切ってた。
でもラストは行き絶え絶えというほどに声がかすれてしまっていたけど。
しかしそれでこそ、魂の歌としての魅力があるのかな、と思わないでもないかな。

武道館初日と言う事で、予想以上にセットリストにも変化が表れ、
この3日間の表情豊かなステージを予感させる楽しい内容だったと思う。
これで二日目、三日目となるにつれて、本人たちも勢い付いて来るので、尚楽しみだろう。

終演後正面玄関

終演後の武道館正面玄関入口。
毎度の事ながら掲げられたツアータイトルが見事。
クリスマスイヴにはまた別の表情を見せてくれる事だろう。



戻る