THE ALFEE
AUBE2005
STARTING OVER

2005/11/09 神奈川県民ホール

CAN'T STOP LOVE!
Brave Love〜Galaxy Express 999〜
恋愛論理

*** MC坂崎 ***

冒険者たち
ロックンロール・ナイトショー
ジェネレーション・ダイナマイト

*** MC桜井、坂崎、高見沢 ***

From The Past to The Future
The Way
Another Way

*** MC高見沢 ***

Going My Way
Beat Pop Generation
I Love You
祈り
UNCROWNED KINGDOM
100億のLove Story

*** ENCORE 1 ***

(メンバー紹介&自己紹介)

BEST HIT THE ALFEE
(19-nineteen-
〜風曜日、君を連れて
〜シンデレラは眠れない
〜タンポポの詩
〜Juliet
〜サファイアの瞳
〜白夜-byaku-ya-
〜希望の橋
〜Promised Love
〜メリーアン
〜FLOWER REVOLUTION
〜SWEAT & TEARS
〜星空のディスタンス)

*** ENCORE 2 ***

*** MC高見沢 ***

TIME AND TIDE

(全17曲、メドレー曲を分解すると29曲)


秋ツアーようやくの初参加!
場所は神奈川県民ホール。
今回の自分の席は3階席だったので、思い切り見下ろし角度の遠めだったのだが、
横位置はほぼ中央で、正面に幸ちゃんを臨んで鑑賞する事ができた。

オープニングはカーテン越しにシルエットだけが浮かび上がった3人のコーラスでスタート。
1999年以降しばらくはカーテンが設置されず、こういった演出は行われなかったが、
最近になって復活した模様。
カーテンが取り払われると3人が登場。

今回のタカミーの衣装はまた何と言うか…。
夏イベ二日目に着ていたものと同じと思われる髑髏模様の衣装。
ギターも黒のベースカラーに白く髑髏がペイントされたFlying-Vを使う等、
髑髏のデザインにはまっている模様。
タカミーはどちらかというと純白の衣装で天使の羽でも背負ってた方がイメージに合うので、
コレは正直合わないと思うんだがなぁ。

1曲目は『CAN'T STOP LOVE!』。
コーラスワークが非常に美しいです。
2曲目は『Brave Love』。勇ましくカッコイイ曲でお気に入り。
3曲目はビックリ!『恋愛論理』。
メチャクチャカッコイイです!
ツインドラムをパワーを如何なく発揮した1曲だと思います。
タカミーのリフは相変わらず適当な部分があるものの、ツインドラムの勢いが全力でカバーしてるので、
むしろそれはそれでアリと思えてしまうほど。
また大音響の中、キラリと光る生ギターの音色も高ポイント。

オープニングの挨拶は極めて忙しなく、
幸ちゃんの2,3言で即次の曲へ。

その勢いを更に高めるのは『冒険者たち』。
続いてハンドマイクで『ロックンロール・ナイショー』。
この辺の盛り上げ方は見事。
ひとつ気になったのは、幸ちゃんがブルースハープを投げずに仕舞ってしまった事。
いつもサービス精神旺盛な幸ちゃんにしては、ちょっと珍しいと思ったり。
更に続く曲は『ジェネレーション・ダイナマイト』。
今回のツアーはメタル祭だったのかっ?!と思わずにいられない程の凄まじい勢い。
いや、凄い。ホントに。熱入りまくりです。

MC前にはマイクの前にイスが用意され、どうやらアコースティックモードに移行する模様。
幸ちゃんの挨拶が会場に響く。
先ずは恒例のアンケート。
相変わらず初参加の人は絶える事なく、今日はしかもやや多め。
そして桜井さん登場。
今回はトークテーマを用意して、それについてのトークを披露している模様。
今回のテーマは「ミュージシャンになっていなかったら」というもの。
桜井さんが回答を決めあぐねていると唐突にタカミー登場。
先ほどまでの如何な趣味か?と思う髑髏模様とは打って変わって、
全身真っ白なスーツ姿で登場。
常人から見れば、コレもどうかと言うのだろうが、タカミーはやっぱ白が似合う!
って事で、この衣装は非常に良いです。
そすて目ざとく桜井さんがタカミーのロール掛かった髪を見て、
「髪いろいろ出来ていいねぇ」と一言。
そこから、「美容師もいいなぁ」と一言。
たしかに桜井さんなら何かと手先が器用だから、
しっかり鍛えれば美容師出来そう。
実際川原マネージャの髪を切っていた事もあったらしく、
なかなか現実味のある答え。
で、タカミーは何になっていたかと言うと、自己申告では中華料理屋らしい。
中華なのに脂っこいのが苦手だから、さっぱりした中華の店にするとか言い出す。
中華は油の料理だっての!
さすがタカミー。食う専門で(自分もだが)、作ることは全然分かってないぜ。
そんな言葉を受けてか、夏イベのパンフで料理をやった事を思い出し、
「あれは酷かったな」と思い出話に。

そして最後は幸ちゃんが、
「たとえ別の道を歩んでいたとしても、3人は出会っていたんじゃないでしょうか?」と
綺麗に締める。

次の曲は『From The Past to The future』。
生ギター二人の絶妙な響きが心地いい。
この曲ほど秋の季節に似合う曲も珍しいのではなかろうか。
続いては『The Way』『Another Way』と穏やかながらも力強いメッセージソングが続く。
共に「Way」の単語がタイトルに含まれているのが特徴。

続いてはタカミーのMC。
先ほどのテーマを受けて、今度はタカミーが他の二人をシミュレーションする。
自分は教師になって、女子校(ココを強調!)に勤務するらしい。
そしてその道であっても、二人には出会っていて…と話は続く。
幸ちゃんは猫好きの生物の先生と言う設定。
ダメと言われているのに猫を学校にたくさん連れてきて、怒られる役らしい。
そして桜井さんはしっかりした綺麗好きという理由で、何故か用務員さん。
A型だからしっかりしてるんだよ、と付加要素と付け加えると、顔は大型(O型)だけどな!というオチ付き。
でも一日中呑んでばかりでダメダメという設定。
しかも酔った勢いで、校長室の盆栽を破損してしまい、やはり起こられるという。
しかしタカミー、盆栽が出てこずに桜井さんに「盆栽のことか?」とフォローされてるようではダメだろう。
「それだ!さすが凡才!」じゃねーよ。
今日はタカミーがギャグ飛ばしまくってました。

後半戦は、先ほどまでの「Way」という単語を含んだタイトルの流れか、
『Going My Way』からスタート。
続けてリリース当時以降、ぴたりと聴いていなかった『Beat Pop Generation』、
再び最新オリジナルアルバムから『I Love You』と、
前半は生音主義のメタル曲が続いたのに対して、
後半はデジタルサウンドを取り入れた最近の曲をメインで攻めて来る。
そして『祈り』を挟んで、一息(?)入れた後は…
『UNCROWNED KINGDOM』キターーーーーーー!!
イントロでまさか?!と思ったが、念願の生演奏!
冒頭の桜井さんのベースソロだけでも恐ろしくカッコイイのだが、
本編はそれを更に上回る凄まじい出来。
特に面白かったのは、ドラムの二人。
他の曲はキーを変えたドラムを共鳴させて、音に厚みを与えてた訳だが、
この曲だけは左右で別の動きをしていたのが印象的だった。
まさに持てる技術の最先端を投入した演奏ではなかろうか。
観てる方も正に手に汗握る緊張感と迫力でした。
本編の締めは出来たての最新シングル、『100億のLove Story』。
最高のプログレサウンドの後に、最高のラブソングが飾られる。

アンコールはいきなりメンバー紹介から。
ってかタカミーの衣装がっ!
夏イベで来た大きな薔薇柄の羽織で登場。インパクト抜群だなぁ。
桜井さんからの紹介で、まずは後ろの3人を順に紹介。
後ろ3人のメンバー紹介を終えると、今度はステージ前方にマイクを設置して、
突然自己紹介のコーナーに。
学校の成績などを交えて、3人の絶妙なコーラスワークで自己紹介形式に歌い上げる。
ちょっと前のマックシェイク持ちながら各地の名産品を歌ったコーナーを彷彿とさせます。

自己紹介の後は、夏にリリースした最新シングルで、
シングル38作連続ベスト10入りという日本記録を更新した記念で、
シングル曲から選り抜きの数曲を繋げてメドレー形式で演奏するという流れに。
題して「BEST HIT THE ALFEE」。
『19-nineteen-』から始まり、
ノンストップで次々と曲が切り替わって演奏されていく。
基本的に前奏+1コーラスという程度の構成で継ぎ接ぎされている。
選曲や、その演奏位置などもさすがに考えられており、
『FLOWER REVOLUTION』の様な盛り上がる曲は後半に持ってきたりと、
演出は見事なもの。
しかもサービス精神はこれだけに留まらず、
『Sweat & Tears』はなんとヴォーカルパートチェンジバージョン。
1番が幸ちゃんで、2番が桜井さんという、
1999年のクリスマス以来おそらく演奏されてないであろうバージョン。
これはレアですよ!
頻繁に歌われる曲なのに、このバージョンはホントに聴ける機会ないですからね。
こんなツアーメニューの中に組み込んでくれるとは、なんというサービス!
そういった演出の兼ね合いもあってか、
『Sweat&Tears』と、続く『星空のディスタンス』は締めの2曲と言う意味もあってか、
メドレーに組み込まれていながらフルコーラスによる演奏。
これはもう溜まらんですよ。ヤヴァイ。

ラストも3人揃って登場。
今回目を引いたのは桜井さんと二人の衣装。
微妙に違うが、上着が白のシャツで、下が黒のズボンという
同じコントラストで登場。タカミー一人だけ浮いてるのはいつもの事だけど、
二人の色合いが合致していると言うのもそれはそれで珍しい。

最後のMCはタカミーから。
直前に披露してくれた『BEST HIT THE ALFEE』に絡めて、シングルの話を。
メドレータイトル言い間違えて、「BEST HITタカミー」と言ってしまったのは、もはや愛嬌か。
シングルをリリースするときには、その時の最高の物を出すようにしているつもりで、
その時に込めた思いが色々あるが、どれも記憶に曖昧で…
覚えてるのは当時の髪型らしい。って、そんなオチなのかよ。イイ話だったのに。

すると今度は、今日の会場でもある横浜の話。
THE ALFEE本人にとっては横浜は夏のイベントの街というイメージ。
今まで24回行ってきた夏イベのうち、実に10回を横浜で開催してきたと言う。
そこで何時横浜でやったかというのを思い出して、
最初の横浜スタジアムを挙げたまでは良かったのだが、
「今年もやってるじゃんっ!」って思い出したように言い出して。
でも桜井さんに即突っ込まれて、「今年やってねーよ!」ってセルフツッコミ。
オイオイ、まだまだ元気なんだからボケないでくれよ〜。

今日のラストナンバーは、そんな横浜の夜を飾るのに相応しい曲は
コレしか思いつかなかった、と言って、
『TIME AND TIDE』で締め。
全体通して非常に濃密な内容だったが、ラストは意外にもあっさりした幕切れでした。


とにかく非常に濃い内容!
オープニングからエンディングまで、気を緩めるところがない。
全体の流れも動と静のメリハリが非常に効いていて、ダルさもなし。
特に今回の目玉としては、
CDリリースから実に4年越しによる初生演奏の『UNCROWNED KINGDOM』ではなかろうか。
ツインドラムのパワーを最大限に活かしたTHE ALFEE屈指のプログレサウンドは必聴と言える。
アンコールのメドレーもノンストップで長時間の演奏を見事にこなしており、
まだまだ底知れないパワーを感じ取る事ができた。

この日特有のトラブルとしては、山石さんがやたらミスってたのが印象に残った。
素人耳にもハッキリ分かるほど派手に音がずれてる時が何度かあり、
普段見事な演奏をやってのける分、ある意味貴重な(?)演奏と言えるかもしれない。

とりあえず早速次の参加が待ち遠しくて仕方ない。
これだけの内容を堪能できる機会はそうそうないだろう。



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