堂本ブラザーズバンド
ファーストライブ
2005/07/17 お台場野外特設ステージ


堂本ブラザーズ音頭(堂本ブラザーズバンド 和太鼓:えなりかずき)
堂本兄弟のテーマ(堂本ブラザーズバンド)
永遠のBLOODS(Kinki Kids)

リルラ リルハ(木村カエラ)

(Happy Happy Greeting)
Best Friend(Kiroro)

ふたりの愛ランド(えなりかずき、上原奈美)

-so young blues-(堂本光一 feat.高見沢俊彦)

街(堂本剛 feat.土屋公平)

アジアの純真(PUFFY)

WON'T BE LONG(バブルガムブラザーズ)

SWEAT & TEARS(THE ALFEE)

Get Back(麗蘭)

堂本兄弟のテーマ〜よォーこそ〜雨上がりの夜空に(堂本ブラザーズバンド〜忌野清志郎、仲井戸麗市)
JUMP(忌野清志郎)

フラワー(Kinki Kids)

*** ENCORE ***

全部抱きしめて(Kinki Kids)
Hey!みんな元気かい?(Kinki Kids)
堂本兄弟のテーマ(堂本ブラザーズバンド)

(全18曲)


オフィシャルサイトのスクリプトの方で、
既に詳細なレポートが掲載されているので、
ココではオフィシャルでは記載していない所へのツッコミでも入れて行きましょうかね。

当選ハガキの方には、
入場15:00〜、開演18:30〜
となっていた訳ですが、
入場開始時間に合わせて、そこまで早く行く必要はないと思っていたので、
お台場に付いたのは約16時半。

そしたら超!蝶!長蛇の列!
なんじゃこりゃ!
夏コミでカット並びに来たわけじゃないんだぞ、ウチらは。
聞いた所によるとどうやら列は13時頃から出来上がっていたらしく、
かなり大騒ぎだったらしい。
そして更に後に分かった事だが、
大まかなブロック分けはハガキにて記されているものの、
席番までの細かい指示はない。
要はブロック内における鑑賞位置の確保は早いもの順だったのだ。
てっきり現地にてハガキと引き換えで詳細な座席番号を記したチケットと交換するものと
思っていた自分は、家出る時点で既に出遅れていたのだ。

で、さらにその会場内がまたヒドイ。
地面は全然舗装されていない砂利が転がるタダの更地。
オマケにパイプ椅子どころか、立ち位置の指示すらなく、
鉄パイプの柵で仕切られたブロックに早いもの順で押し込まれていくだけ。
鑑賞する環境としては最低レベル。
ステージに対してのブロックの位置は良い方だったので、
ステージを見るだけならかなりいい位置だったとは思うが。

そして開演に先立って、場内アナウンスによって諸注意が促される。
この場内のアナウンス、
コレもタレントの坂井真紀が担当していたんだが、
1箇所だけオカシイ内容のアナウンス。
「棚に上がったりしないよう〜」という内容。
棚?
柵の間違いじゃないか??
字が読めてないのか坂井真紀。
確かにパッと見似た漢字ではあるが、間違えるか?
それとも原稿の印字が潰れてて分からんかったとか?
いや、それにしても棚なんか無いんだから普通に分かって欲しい所だが。

その他開演前に浴衣のおねえちゃんがぞろぞろ出てきて、
どうやらオープニングで踊るらかった堂本ブラザーズ音頭というものの振り付けの練習を行った。
踊りの振りはぶっちゃけどうでもよくて、
オペラグラス持ってた周りの客の「全員あまり可愛くない」等の会話が
耳に入ってきた事のが気になった。

と、始まる前からすっかり疲れきった感じだったが、
定刻過ぎにほぼ予定通りスタート。

オープニングはねじり鉢巻を締めたえなりかずきが一人で登場。
ステージ中央の太鼓に向かってソロ演奏を披露。
それに合わせて音頭のBGMが流れ、順々にメンバーが登場。
この間、自分の周りには音頭をちゃんと踊ってる人は皆無でした。
何のための振りの練習だったんだろう…。

面白いのが登場した人に対するオーディエンスのリアクションで、
コーラス部隊が登場してるあたりでは、普通な歓声と拍手が起きてた程度だったが、
タカミーが登場したときに一気に会場の声が上がった事。
あぁ、タカミーって番組内では人気高いほうなんだ、と気付いた。
自分はそもそもタカミー目的で来てるから敢えて声を上げる事もなかったが、
周りのこういう反応はファンとしては嬉しい。
ラストに登場したKinkiの二人に対する歓声は言うまでもない。

この後、『永遠のBLOODS』まで連続演奏。
Kinkiのこの曲、タイトルは知らなかったものの、
聞き覚えがあるような無いような?シングルなのかすらも分かりませんが。

一息ついたところでカエラちゃんセンターへ。
sakusakuではよく喋るのに、このメンバーの中ではさすがに引けてくるのか
間が持たない感じ。
はやく曲に行きたくて光一を急かす。

歌ったのは『リルラリルハ』。
DVDが出た直後ってのもあって、ワンマンの時の演奏とは雲泥の差を感じる事ができる。
これだけベテランに演奏してもらえば、そりゃ違うわな。
ギターソロで思い切りタカミーテイストが入ってるのが「ウ〜ン?」って感じだけど。
タカミーにアレンジやらせたら…ってのが想像できてしまうよ。

お次はKiroro。
Kiroroの二人は相次いで結婚、綾乃に至っては懐妊と
倖せが続いています。
そこでこのイベントで二人を祝福する為、入場時に渡されたサイリウムを一斉点灯!
会場中にサイリウムの光が溢れます。
ここでバンドの先導でKinkiの曲『Happy Happy Greeting』を
Kiroroへの祝福用に歌詞をアレンジして会場中で斉唱。
更にはバンドメンバーから花が贈られ、Kiroroへのプレゼントとなりました。

そんなKiroroが歌うのは互いが互いを思って書いたという『Best Friend』。
イイ曲だと思います。
お祝い事があった所為もあって、暖かい気持ちになりますね。

続いては、えなりかずきと上原奈美。
前振りで「CHAGE&ASKA」の曲を歌います、と言ってたが、
歌ったのは『二人の愛ランド』。
それ、チャゲアスじゃないからっ!

続いては今日のためのコラボらしい、
光一とタカミーの組み合わせ。
光一が作った曲を吉田健が見事なアレンジを施し、
それのリードをタカミーが弾く、ということらしい。
曲は『-so young blues-』という自分は知らない光一のソロ曲だと思うんだが、
かなりハード&ダンサブルでカッコイイ曲でした。
さて、この曲の主役はヴォーカルの光一と、ギターのタカミーのはずなんですが、
個人的に一番かっこよかったのは吉田健のベースでしたね。
ベースの低音のアレンジが素晴らしい!
タカミーのギターは聴き慣れすぎてる所為か、特別な感慨はなし。
ベースがカッコイイ!
歌い終わった後、光一が自分で言ってましたが、
「歌はどうでもいいけど、バンドが素晴らしかった」。
仰る通りです。

次は入れ替わりで剛が主役。
もう一人のギター、土屋公平とのコラボ。
『街』というバラード曲。

光一がハードな曲で、剛がバラードというのは、
特別考えた選曲ではないのだろうけど、
聴き手に与える歌唱力のレベルの均等化には非常に上手いやり方でしたね。
なぜなら剛のが歌が上手いから。
光一はノリで誤魔化してもらって、
剛はしっかり聴かせるという戦法は見事。

続くゲストはPUFFY。
PUFFYのふたりのマターリとした独特な空気っていうのは結構好き。
歌は『アジアの純真』。
もっと夏っぽい曲もあるだろう、と思ったが、
コレはコレで好きなのでGood!

次はブラザートムがステージにてスポット。
今日本当はブラザーコーンがゲストで登場し、
二人でバブルガムブラザーズの曲をやる予定だったらしいのだが、
都合が付かずに欠席になってしまった。
実際ステージでは事の詳細を語ってくれたが、
オフィシャルサイトでもあえて伏せてある以上、ここでも伏せておきましょう。
ちょっと笑えない話だったので。

というわけで、オーディエンスがブラザーコーンの代わりとなり、
会場全体で『WON'T BE LONG』を熱唱。

そして遂にTHE ALFEE登場!
この瞬間を待っていた!!
タカミーはTHE ALFEEとして演奏するときだけ、
ギターをESP ANGEL CLASSICSに持ち替え。
最近エンジェルもバリエーションが増えすぎて、
一番スタンダードなANGEL CLASSICSは登場の機会を逸していたのだが、
まさかこんなところで拝めるとは思わなかった。

THE ALFEEのMCの主な内容は1986年の夏イベの話。
19年前に同じ場所で10万人集めて行われた大イベント。
THE ALFEEファンの間では今更驚くことの無い当たり前の知識だが、
今日のオーディエンスは大半がKinkiファンか、あるいは別のファンのはず。
19年前と10万人という言葉に驚いたのか、「お〜」と歓声があがってました。
こういう反応を見るのもある意味新鮮で面白いかもしれない。

そして歌うは19年前の夏イベでも歌った『SWEAT&TEARS』。
まさに夏の野外にピッタリの曲。
最近の若い人達では知らない人のが多いだろう曲だと思うが、
それでもあえてこのステージにこの曲を選んだ英断は見事。
ファンだから、という贔屓目を通さずとも、
オーディエンスのノリはこれまでで一番だったと思いますよ?
ステージ側に設置されたスクリーンに映された、
拳を振り上げるオーディエンスの映像がすごい印象的でした。

この辺はもう大御所と呼ばれるクラスのゲストが続きます。
次のゲストは仲井戸麗市。
土屋公平とのユニット「麗蘭」の曲を披露。
…まぁぶっちゃけこの曲は知らなかったんで、特に語ることもないんですが。

そして続くゲストは忌野清志郎。
前情報なしのシークレットゲストはこの人でした。
吉田拓郎あたりを期待してはいましたが、結局出てきませんでした。

忌野清志郎はゲストの中で唯一2曲を歌って退場。
もちろんその存在の偉大さは認めるところだが、
一人だけ2曲ってのもズルいなぁ、と思ったり。
THE ALFEEを始め、他のゲストも2曲歌って欲しかったよ、ってのが本音。

ラストは主役であるKinkiが自分の持ち歌から『フラワー』を歌って締め。

アンコールはKinkiの二人のみが生ギターを抱えて登場。
無言のままギターの演奏が始まり、
アコースティックテイストな雰囲気で『全部抱きしめて』。

2番のサビからはバンドメンバーが参加して、一気に明るく派手に演奏。
「LOVELOVEあいしてる」時代から親しまれてきた曲だけあって、
非常に盛り上がります。

続いてコレもKinkiの歌なのかな?聞き覚えはありましたが。
『Hey!みんな元気かい?』を熱唱。
間奏の部分でバンドメンバーの紹介を挟むなど、
演出的にも芸が上手い。

ここまで歌い終わった段階で、
開演前のアナウンス等、影で活躍してたゲスト、坂井真紀登場。
次いで他のゲストの皆も再登場し、
全員で最後にもう一度『堂本兄弟のテーマ』を熱唱。
暑い夏のいい思い出が刻まれました。

終演後は規制退場だったのですが、
コレが本当の意味で規制退場というか、とにかくブロックの呼び出しが遅い。
確実に道路が空いてくるまで次のブロックを呼びません。
入るときに身分証明で細かくチェックしたのと同様、
こういうところも非常に頑なに処理していくようです。
ジャニーズが絡むとこうなるみたいなんですが、ちょっと効率悪いですよねぇ。
確かに間違いは起こらないんだろうけど、どうなんですかね。

内容は非常に良いもので、大変満足できる内容でした。
もちろんこれはこうして欲しかった、という点がない訳ではないですが、
タダでご招待のライブですからね。贅沢は言いません。
むしろお金を払ってでも観たい内容だったでしょう。
オムニバス形式のライブは去年の『ヨン様』があまりに悲惨だったので、
ちょっと倦厭風味だったんですが、
やはり一流のプロが集まると空気が全然違いますね。
こんなに楽しめたのは流石の一言に尽きます。
主役のKinki Kidsの二人の話術も巧みで、ダレる部分もなく、
常に引き込まれる空気を作り出せていたのは見事。

来年は武道館で、なんて言ってましたが実現したら是非行きたいですねぇ…。
次も抽選に当たらないといけないのはツラすぎなんですけど。

戻る