THE ALFEE
AUBE2005
STARTING OVER

2005/06/08 神奈川県民ホール

ゼロになれ!
American Dream
Journey
King's Boogie
FLOWER REVOLUTION
終わりなきメッセージ

*** MC桜井、坂崎、高見沢 ***

白い夏バレンシア
罪人たちの舟
夜汽車

*** MC高見沢 ***

回想
WIND OF TIME
SLOW DANCER
Justice For True Love
Symphony Of The Alfee
夢の終わりに

*** ENCORE 1 ***

恋の炎
Juliet
サファイアの瞳
D.D.D! 〜Happy 65th Anniversary for Donald Duck〜
SWEAT & TEARS

*** ENCORE 2 ***

Days Gone By

*** MC高見沢 ***

Pride

(全22曲)


今回は毎回非常に高レベルのステージを見せてくれる神奈川県民ホール。
更に自分の座席が1階3列34番と、
とんでもない至近距離でありながら、幸ちゃんのほぼ正面のど真ん中という
最高の環境での鑑賞となりました。

ステージのカーテンは今日は上下の分割状態。
会場毎のステージプランニングによって、全面を覆うカーテンと使い分けてるのでしょうか。

会場の暗転と共にイントロが流れ、
最初に手前にある上方のカーテンが引き上げられます。
次いで、ステージのアーム上昇と共に下方のカーテンも引き払われ、3人が登場。

1曲目は『ゼロになれ!』。
ニューシングルの発売も決まり、そのカップリングとしてようやくメディアリリースが決まりました。
CDで聴けるようになるのが待ち遠しいです。

今回非常にステージに近い位置だったので、
座席が可動床のエリアにあり、オーディエンスの縦揺れと、ツインドラムの低音の響きが相成って、
床がめちゃくちゃ揺れてました。
震度いくつ?ってくらいで、怖いくらい。
こっちも飛び跳ねてしまえばいいんですが、
接地時に床から押し返されるように揺れるので、とにかく凄かったです。

2曲目『American Dream』は変わらずですが、
3曲目の『JOURNEY』で早くもセットリストの変化が。
オープニングのこの段階で曲が変わるのは結構珍しいかも?

『FLOWER REVOLUTION』では、ドラえもんギターが登場。
曲の楽しさと上手くマッチしていたような気がします。
『Sweat & Tears』で使われるよりはいいかな?

『終わりなきメッセージ』でオープニングは終了。
ライトが消えて暗くなったステージで、タカミーが色々動き回ってました。
そして幸ちゃんのMCへ。

この日は丁度サッカーW杯の予選で日本が出場決定か?という状態だったため、
まずはその辺に触れてきました。
この時点でまだ試合は始まったばかりなので、皆さん結果が気になる模様。
今日のステージの中で結果を言っていいかどうか、という問いには
会場の大多数は言ってほしいという反応でした。
ただキーボードの山石さんが断固拒否を示し、ステージでの結果報告はなしに。

その後は恒例のアンケート。
ツアーも後半に入ったが、初参加がまだまだ居れば、今日がファイナルと言う人も多い。
そして生まれて初めての人が相変わらず居るというのが素晴らしい。
最後に上から各フロアのオーディエンスの声を聞いて、
桜井さんの呼び込みを。

今日の桜井さんは気象ネタで切り出してきました。
梅雨の時期が好きと言って、皆から「えー」って言われました。
なぜ梅雨が好きなのかというと、静電気が起きないからだそうで。
自分も冬場は帯電しやすいので、コレは納得かも。
でも雨降ってるとやっぱ鬱陶しいです。何より湿度が上がるのが困りモノ。

話は静電気から派生して、楽屋での充電のお話。
電気泥棒とか言って茶化してます。
ここで、桜井さんが充電しているものを挙げてたのですが、
PSPを持っているのがスゴイ意外(笑)
そんな最新のハードを持っているとは!
とはいえ、ハード名をしっかり言えてなかったところは、やはり桜井さんだった。

そして桜井さんの反撃では幸ちゃんのパソコンの充電を取り上げる。
タカミーがマック持ち歩いてるのは知ってるけど、
幸ちゃんがパソコン持ってるって話は聞き覚えがなかったので、これまた意外。

話が一段落したところで、最後にタカミーの呼び込み。
またここで桜井さんがやたらと衣装を誇大して話すわけだが、
今日の衣装は確かに面白かった。
市川で見た衣装と同じだろうと思っていたので、
ツアーの中で衣装が切り替わっていた事にも驚いたが、
なによりも単純に衣装が面白かったと言える。
上着はキラキラと眩しい赤の王子様ローブ。
裾の方に羽根をふんだんにあしらってあり、エンジェルギターとの整合性もイイ。
インナーはおなじみの胸元レースのブラウスに、黒のズボン。

ここで、軽くファッションショーのごとくステージを一歩きするタカミー。
後ろ側もしっかり見せてくれて、タカミーファンは大満足か?

バラードコーナー1曲目は、
バラードではなくなってたが、『白い夏バレンシア』から。
夏というにはやや早いが、あまり聴く機会のない曲なので、レア度は高い。
過去には夏イベで1回くらい聴いた程度。
2曲目は市川で3曲目だった『罪人たちの舟』が繰り上がってきた。
この時点で大好きな『雨の肖像』が消えたことが分かり、ちょっと残念だったわけだが、
3曲目に初めて生で聴くレア曲『夜汽車』を披露してくれたので、
コレは非常に良かった。
よりによってこんな古い歌が聞けるとは思いもよらなかったよ。
しかし後奏が余計で、『祈り』の時のようにハッスルしすぎなタカミーになってた。
今ツアーはツインドラムなので、その音は更に無茶苦茶なモノに…。

タカミーのMCでは、『白い夏バレンシア』のタイトル命名の由来について。
たまたま部屋にあったバレンシアオレンジから付けたというのは、
前に夏イベで歌ったときにも話していたネタ。
未だ実際にバレンシアには行ってないらしい。

その後は学生時代の頃の昔話。
幸ちゃんが授業に出ないでギターばっか弾いてたという話など、
ファンの間では有名なエピソードのまとめといった感じ。

その昔話を受けて、後半戦1曲目は『回想』。
思わず「え?」と聴き間違えたかと思うような曲が出てきた。
1コ前の『夜汽車』といい、今日は古いの特集か??
次の『WIND OF TIME』からは市川と同じ展開で後半戦を盛り上げる。
今回の最大の聴き所、『Symphony of The Alfee』は構成や演奏時間の長さなど、
聴き応え満点の出来。

本編の締めは『夢の終わりに』。
曲の後半に粉雪の演出があるはずなのに、なかなか降ってこないな〜と思ったら、
ヴォーカルがすべて終わってからだった。
こんな遅いタイミングだったっけか…。
とは言え、雰囲気を盛り上げるには十分で、非常に美しい締めであると言える。

アンコール1曲目は『恋の炎』。
なんとなく当たり前のように聴いてたけど、後で確認してみると、市川とは違ってました。
結構聴く頻度の多い曲なので、ごっちゃになってた。

話はずれるんですが、この時にタカミーが持ってたクロスボーンのギター、
初めて見ました。
クロスボーンのモチーフでありながら、目の部分がハート型になっていて、
妙な可愛らしさを感じるデザインでした。
ピンクのチェックの服装には、上手くマッチしてたかな?
ボディも小柄で、扱いやすそうです。

2曲目はライヴ向けで大好きな『Juliet』。

その後はメンバー紹介を挟みます。
後ろの3人を紹介し、タカミー、幸ちゃんときて、またタカミーに戻り、
以後二人を繰り返すと言う展開は市川と同じネタ。
桜井さんの動きだけはアドリブなので、気が抜けません。
今日はドラムの台に腰掛けて靴紐を結わき直しながらいじけてました(笑)
THE ALFEEの創始者である桜井さんを紹介しないまま「we are the alfee!」って言っちゃまずいだろう。

そして立ち直った桜井さんとタカミーがお互いの服装にいちゃもんつけて終了。
やっと桜井さんが紹介されるも、今夜もダンシングマシーンにされてました。
最後に「踊らな〜いっ?!」って言っておきながら、
小さく「じゃないんだよね」と断り、続く曲はなんと『サファイアの瞳』。
間近で桜井さんを観ながら聴く間奏のベースソロはかなりカッコイイ!
続いては『D.D.D』。
ツアー中ずっとそうなのであろう、タカミーがドナルドのハンドパーツを装着してました。
ステージ中央にはお馴染みのドナルドギターも登場。
コレだけのためとは言え、ちゃんと使用されてるのはご立派。
締めは『Sweat & Tears』で、明るく派手に。

アンコール2頭のアコースティックコーナーは、『Days Gone By』。
ライブアルバム『Confidence』収録の雰囲気を思わせる仕上がり。
生ギター2本のみで奏でられる軽やかなメロディは絶品!

ラストにタカミーのMC。
結果はまだ分かっていないものの、ココでサッカーの中継報告が入ります。
この段階で1点リードしてた模様。
結果的には更に1点入れて見事日本が勝ったわけですが、それは後の話ですね。

去年デビュー30周年を迎え、31年目から新たに再出発する意味をこめて、
今回のツアータイトルを付けたと話す。
このままずっとやり続けて、ライブバンドの金字塔を立てる、と言っているのは毎回の事かな?
しかしただやり続けているだけではダメ。
皆がちゃんと付いて来ないと、と言って
いつまでも腕を振り上げて付いてこいよ!とオーディエンスを奮わせる。
ここで幸ちゃんがタカミーの斜め後ろで手を振り上げてたのが面白かった。

ラストの曲は、学生時代から音楽が好きで、それを3人でずっと続けて来れた事は
自分たちの誇りである、と言って『Pride』を。
基本的にバンド形態か、生ギターのみという構成が多いので、
生ギター2本+ベースという組み合わせ自体がレアなのだが、
そこに桜井さんが丁寧に歌い上げる『Pride』を持ってきたのは、
なかなか選曲が上手い。
AメロBメロのタカミーのギターは正直鬱陶しい音になってた感があったが、まぁいいか。

ツアー後半になったということで、セットリストも更に趣のあるものに変化。
意外性に富んでいて、非常に楽しめた。
中盤やラストのおとなしめの所にすごい昔のレアな曲を持って来てるのが楽しい。
アンコールのネタのバリエーションが乏しいのがやや面白みに欠けるが、
バンドなので、お笑い部分の出来はスルーしてしかるべきか。
何にせよ、ステージ全体の完成度は非常に満足!
楽しかったです!



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