THE ALFEE 30th anniversary 2004
Travelin' band

2004/12/22 日本武道館

The Ages
High-Heel Resistance
真夜中を突っ走れ!
悲劇受胎

*** MC坂崎 ***

倖せのかたち〜Send My Heart
SWINGING GENERATION
NEVER FADE
The Boxer
*** MC桜井、坂崎、高見沢 ***

木枯らしに抱かれて
シュプレヒコールに耳を塞いで
幻夜祭

*** MC高見沢 ***

夢よ急げ
孤独の影
Nouvelle Vague
LIBERTY BELL
明日の鐘

*** ENCORE 1 ***

メリーアン
ロックンロール・ナイトショー

(ロックンロール三兄弟)

Yellow Sunshine
Long Way To Freedom

*** ENCORE 2 ***

*** MC高見沢 ***

君に逢ったのはいつだろう

(全21曲)


ついに武道館までやってきました。
今回チケットが残ってると言う話を風のうわさで聴いてたんですが、
九段下の坂にはチケット持ったお姉さん方がいっぱい居りました。
カウントダウンのチケットまであるのには驚き。
ホントに意外と残ってるんですね…。

武道館正面入口 武道館の正面入口です。
入口手前の通路だと
近すぎて収まりきらなかったので、
道路越しに撮影。
綺麗にパネルは収まったかと。
今日明日はこのままですが、
24日は更に華やかになるので、
楽しみであります。

そして下が今日のチケット。

今日のチケット 今日のチケット。
ちょっと傾きすぎた。
ついにツアーも大詰めとなりました。

中に入ると真っ先に例年とは異質のステージプランに目を惹かれます。
ステージ中央から大きく迫り出した花道が印象的。
そしていつもは城壁のようにそびえ立つ、左右のアンプの壁がありません。
そのせいか非常にフラットで、見渡しのいいステージとなっております。
ローディがスタンバってるのも丸見えなので、
構えてるギターによっては次の曲が読めたりもしますが。

また、これはステージではなく客席の方なんですが、
花道を置いたためにアリーナ席の座席数がかなり削られてますね。
しかも2階の東と西も後列の方は暗幕が掛かっていて未使用席といった具合。
もう10年近く武道館通ってますが、こんなに客席が寂しいのは初めて見ますね。
ちなみに今年は22が水曜、24が金曜ってことで、3日間行くと更に土日と繋がって5連休になるんですよね。
社会人の皆さんには5連休はさすがに厳しいのかもしれません。
それ故の座席数の少なさかも。
まぁ自分の場合は外せない部分は徹底して拘りますんで、
5連休になるからといって会社への配慮はないですがね(死

とそんな感じで席へ着き、開演を待っていると、
突然棚瀬マネージャの館内放送。出てくるのはまだ早いぞ(笑)
何かと思えば、30th Anniversaryモデルギターの当選発表でした。
無論自分は当たるわけが無く。当選率大目に見ても0.01%ですよ…。
当たった蝶ラッキーな人、おめでとう!

さらにしばらく待っていると、いよいよスタートです。
オープニングはスクリーンに星空を投影する演出は変わらないものの、BGMが違う。
今までは『Over The Rainbow』だったのに、今日は『Jupiter』だ。
いきなり変えるのかよと思っていると、
1曲目は見事に意表をつく『The Ages』でスタート。
いきなりの変化にカウントダウンのセットリストが少なからず関わっているのでは?と
邪推したのは私だけでしょうか。
2曲目以降はツアー固定のナンバーで構成。
4曲目の『悲劇受胎』はツアー後半から定着していた模様。

最初のMCは幸ちゃんの挨拶から。
3日間よろしく!と挨拶。
その後、ツアー初日という人のアンケートを取った後、各フロア毎にオーディエンスの声を聴く。
そして恒例のみんな笑顔で帰れるようにという下りの挨拶をして、次の曲振りへ。
武道館初日の特別スペシャルを披露してくれるとの事だったが、
そこで「特別」と「スペシャル」で意味被ってるよ!と鋭いツッコミ。
その後軽く音の確認をすると、「豚の角煮(ん)じゃありませんよ」と
何の前触れもないいきなりのボケを幸ちゃんが披露。
桜井さんは大喜びで拍手してたが、タカミーは聞いてなかったみたいですね。

そして武道館初日スペシャルで、何を聴かせてくれたかというと
『倖せのかたち』ですよ。
個人的に非常に好きな曲です。
生ギターの音と、桜井さんの語りかけるような優しいヴォーカルが暖かい曲です。
次はそんなマターリ雰囲気を一気に払拭する『SWINGING GENERATION』。
幸ちゃんが花道先端まで前進してきて、本来の曲のパワー以上に盛り上げてくれます。
一気に会場は興奮の高みへ。
続いては『NEVER FADE』で、更なる高みへと拳が突き上げる事に。

次は照明が落ちた状態のまま、3人揃って花道へ。
なんと今日は花道先端にアコースティックコーナーで3人が座る椅子を用意。
3人が椅子に腰掛けてすぐ、特に前振りもなく、いきなりS&Gの『The Boxer』を披露。
やはりこの二人の歌うこの曲は絶品だ〜。
何度聴いても聞き惚れてしまいます。

ここで一息ついて、MCへ。
3人の口振りからすると、武道館で花道を作ったのは初めての模様。
3人ともしきりに新鮮な感覚を訴えていました。
自分は最初からずっと参加してたわけではないので、
その昔に花道を作ったことがあるのかと思っていたんですが、そうでもないんですね。
タカミーは特に背中が気になる模様で、ちょくちょく振り返ってますね。
「働く男の背中」とかアフォな事も言ってましたが…。
同じ花道で背中を見せるのでも、開放的な夏イベの野外ステージと
武道館と言う閉鎖空間では、大分感覚が違うんでしょうなぁ。

こうして3人してセンターまで迫り出してきたことに感慨してると、
昔にもセンターステージを経験したことがあると言って、大阪のイベントステージを話を。
何でもその時はセンターステージな上に回転式のステージだったみたいで、
ふざけようした3人はずっと背中を向けていて、後にえらい怒られたとか。
回転式のセンターステージで自分の記憶にあるのはThe Checkersがそうでしたが、
THE ALFEEでそれはどうだろう…?面白いとは思うけど。
長谷川さんや山石さんが良く見れるという点では嬉しいかもしれない。

そしてその回転ステージをタカミーのポケットマネーで、と冗談めかして言うと
話はなぜかブルジョワな方向へ。
タカミーの家は門から玄関まで7Kmあって、その間の移動には馬を使うとか、
適当なこと言いたい放題。
白馬はまだしも、羽の生えてる馬2頭とか、ありえないからナ。
そうすると今度は馬は車庫で飼うのか?とか言い出して…
ホントくだらねー談義が面白い。

なんとか軌道修正すると、開演前に行われたギター抽選会の話に。
今日抽選が行われたのは桜井さんのベースでした。
桜井さんが当選者に向かって「ちゃんとサイン入れといたから」とうらやましい限りのお言葉。

そして次の曲へ行くのだが、
センターまで出てきてしまっているせいで、
自分が弾いているタイミングと、アンプから返ってくる音のタイムラグが生じている模様。
一応耳元で音は聴いているものの、アンプの出力で掻き消されてしまうのだろうか、
かなりやりにくそうだ。

実際次の曲『木枯らしに抱かれて』は正直テンポがガタガタに変動しまくってて、
かなり微妙な演奏に。
発せられる音を確かめるようにスローペースで弾いていたのが要因か。
非常に好きだった曲なだけに、ちょっと残念だ。
素直にステージに戻って弾いてくれた方が有り難かった…。
つづく『シュプレヒコールに耳を塞いで』は幸ちゃんリードの曲なので、
『木枯らし〜』程の酷さは感じなかったものの、やはり響き方が微妙と思わざるを得ない感じ。
今日の結果を踏まえて明日がどうなるか、楽しみなところではあるな。
ここで3人ともステージの立ち位置に戻り、『幻夜祭』はビシッと決める。

そしてタカミーのMC。
今日は演出の都合上、アコースティックコーナーの手前でのお色直しがなかったタカミー。
ここで、上着だけ変えて登場です。あまり代わり映えはしませんけど(汗

タカミーが話し始めようとすると、どこかスタッフがひっかけたのか、
ずーっと低音が唸っている。
しばらくして止まるものの、「勘弁してくれ」と辟易気味のタカミー。
これ、ステージの上だからコレで済んでるけど、後で大変なんだろうな〜と
余計なことまで思ったり。

タカミーのMCは2日ほど前に21年前初めて武道館のステージに立った時のビデオを見たという話。
21年前の自分たちの映像は、さぞ滑稽に映ったのだろうか。
服装とかに散々なまでにケチをつけていた。
それでも自分たちの軌跡として、懐古的でありながら新鮮なエネルギーを得たようである。
オーディエンスにも、久しぶりに見てみたらどうだ?と勧める。
VHSはもう摩滅してるから、とDVDを勧めるあたりは商売人か(笑)
次の曲はその最初の武道館のビデオの中で、
タカミーが桜井さんの頭を掴む男らしい(?)場面があったという曲を。

後半戦は、そんな所以から『夢よ急げ』でスタート。
この曲こそ花道を利用すべきに相応しく、皆で合唱するフレーズのあたりでは
3人とも花道の先端に集まってきて、より一層盛り上げてくれました。
続くは『孤独の影』。
今日はこの曲のラストに、
瞳を射抜くかのような鋭い閃光と共に吹き上がる火柱の群れが非常に印象的でした。
思わず「目が、目がぁ〜」って感じでしたよ、マジで。
次の『Nouvelle Vague』、今日はマトモでした。
前回は酷過ぎた…。
そして『LIBERTY BELL』『明日の鐘』へ。
『明日の鐘』のラストでは、夏イベのように花道先端からタカミーが上へせり上がっていく。
丁度2階の最前列と同じくらいの高さになったんではないだろうか。
しかしそれだけでは留まらなかった。
タカミーを一度せり上げた後、足場はまた下方へたたんで行ってしまう。
しかしワイヤーで吊っているタカミーは空中で静止して…。
『明日の鐘』で飛ぶだとぉーーーーッッッ?!
びっくりですよ!コレ、飛ぶ曲じゃないからッ!
花道と武道館の空間を最大限に活かした、大胆な演出にしてやられましたよ。
しかも武道館の中央で浮いてるもんだから、
普段ステージ側で飛んでる時より、全然高い位置まで浮いてるんですよね。
いや、まったくスバラシイよ。

アンコールは前振りなく、いきなり『メリーアン』から歯切れの良いスタート。
そのまま『ロックンロール・ナイトショー』へ。
今日は幸ちゃんがこの歌の歌詞間違えまくってました。本人も「アレ」とか言ってるし。
まぁタカミーも『明日の鐘』でまた間違えてたけどね。

続くは御馴染み、ロックンロール3兄弟。
カナケンで見せたマックシェイクから「シェーッ!」でコーナーに移行するくだりは定着しているようだ。
今日はタカミーは末娘ではなく、ちゃんと弟で紹介されてました。
一通り洋楽カヴァーをした後は、BEAT BOYS登場。

なんと今日は3人ともセーラーカラーの上着を着て登場。
セーラー着て、カラーボールを投げて歩く姿は非常に笑えます。
目を背けたくなるような訳ではなく、思わず滑稽に思える程度で済んでいるのは、
実年齢にそぐわない見た目の若さゆえか(笑)
タカミーなんかは妙に似合ってると思ったし。

ぎこちない曲振りのパフォーマンスは、誰がどの台詞を言うかという部分で、
自分の担当を忘れたタカミーがボケまくり。
二人に容赦ないツッコミを受けまくってます。
そして歌うは『Yellow Sunshine』。これ1曲のために作った手袋は売れ行き好調で、
客席が一気に明るい黄色に染まったのは2階から見下ろす側としては、非常に鮮やかで綺麗です。
アンコールラストは『Long Way To Freedom』。
この曲こそまた飛ぶかと思えば、そうでもないんですね。足場が上がるわけでもないし。
なんか謎です。

ラストはタカミーのMC。
今年が30周年であることを最初は意識していなかったのに、
周りが言うものだから今では重くのしかかって仕方ない、と話す。
そりゃ外部の人間にしてみれば、やはり30年というのは素晴らしい偉業だと思いますよ。

そしてこれも今ツアーではすっかりお馴染みとなった、同窓会の話。
今日も星の話を力説してくれました。この話、好きです。

ラストは『君に出逢ったのはいつだろう』で締める。
序盤から大分セットリストを変えてきたが、ラストは変わりませんでした。

さすが武道館というべきか、セットリストの変動振りはすさまじいです。
花道を使った演出の新しさも激しいし、
同じツアーでありながら、こうまで見え方が変わるものかと関心するほど。
明日、そして明後日と、どう展開していくのか非常に楽しみである。

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