(MG)RB-79 MIDDLE-RANGE SUPPORT TYPE
MOBILE POD BALL
"Ver.Ka"


畳部屋でパッケージ撮影

1.前書き

(1)プラモデルについて

自分は、プラモデルなんて作るのは、小学生か、中学生くらいを最後に、
十何年振りという状態でした。
それが何故、このボールの作成を行ったのか?
答えは極めて単純で、ネットでこのキットの情報を見た瞬間に見惚れてました。
発売当初はあっという間に売り切れで、手に入らなかったのですが、
今回再販がかかった物を首尾よく入手、作成に至りました。


(2)何故、ボールなのか?

今回惚れたのは、何故ボールだったのか?
プラモデルとして組み上げるならば、
他にもプロポーションのカッコイイモビルスーツは幾らでもあるだろう、と。
しかし、だからこそなんですよ。

丸いボディに、対のアームと主砲1門のみというシンプルなルックス。
作中では、「やられメカ」として名高いボール。
映像を見る限りでは、間違いなく魅力的な描かれ方はされていません。

しかしこのボールを、
カトキハジメ氏がデザインした事によって大きく洗練され、
「ダサい」「ヘタレ」どころか、非常にカッコ良くなってしまった。
このギャップがイイ!
本来のボールにない魅力が、このキットから溢れ出ている。
このイカしたボールを、是非手許に置いておきたい!
そんな思いですよ。



2.道具

プラモデルを作るのが十何年振りだった自分は、
当然ながら作成にあたって必要な道具を、一切持っていませんでした。
ココで、今回作成にあたって調達した道具を紹介してみましょう。
今後、他のキットを作成するときも同じ道具を使っていくことになるでしょう。

ちなみに自分は、何度も言っていますが十何年振りにプラモデル作成を行うド素人なので、
本格的なモデラーの方々が行うような作成工程はありません。
素人が手を出しても、なんとかなりそうな小手先の作業しかしてません。


(1)ニッパ

ランナーからパーツを切り取るのに必須でしょう。
また、切り取ったパーツに残ったランナーの破片を改めてザックリと切り取るのにも使用しました。
この破片を切り取るために、切り口がフラットタイプのニッパがイイ感じです。

(2)デザインカッター

ニッパでは作業が大柄すぎて手に余る部分を、細かく処理するために使いました。
また、どちらかというと、こちらの方が功績としては大きいですが、
マーキングシールやデカールの切り取りに絶大な貢献をしました。
歯が外に切り出されているデザインカッターをココでは強く推しますが、
普通のカッターナイフでも何とかなるとは思います。
ただ、カッターナイフは刃が横についているため、やや作業の難易度は増します。

(3)サンドペーパー

平たく言えば、紙やすり。
細目タイプの400、600、1000を用意しました。
数字が大きい方が、よりきめ細かい処理が出来ます。
400〜600でザッとならして、1000で仕上げといった具合です。
ニッパで切り取り、カッターで細かく削り、ペーパーがけで仕上げるというのが、
主な使用例でしょうか。

また、切り取り跡を消す以外にも、パーティングラインを消すのにも使用できます。
パーティングラインとは、プラモデルの製造工程上、鋳型の合わせ目に出来てしまう筋の事らしいんですが、
1000番のペーパーで軽くならすだけで消せるので、面倒でなければ消した方がよさげです。
今回のボールでは、砲身バレル部分と、ボディの左右にあるアームに伸びる部分に
目立つパーティングラインがあるので、ココくらいは消した方が完成時の見映えが良い気がします。

(4)ピンセット

細かい部品をはめ込む時や、
何と言ってもマーキングシールやデカールをつまむのに必須でしょう。
コレがないと、おそらくVer.Kaのキットは消化しきれない。
マーキングシールとデカールの緻密さが鬼だから。

(5)マスキングテープ

本来の用途は、同一パーツの中で塗装不要な部分をマスキング(覆い隠す)して、
塗装がはみ出ないようにするための道具ですが、
自分はデカールを抑えるために使用しました。
指だけでは擦り付ける間にシートがずれたりして、
悲惨な結果を残す事になるかもしれないので、
テープでしっかりと止めておきます。

自分は塗装はしなかったので(ごく一部を除く)、本来の用途では使用していません。

(6)ガンダムマーカー(スミ入れ用)

いくら素人といえど、スミ入れくらいはさすがにしたいところ。
コレをするとしないとで、完成後の見栄えがグッと変わります。
今回は黒、グレー、ブラウンの3色を使用。
ボディ、アームは地が明るいグレーなので、黒だとくどすぎる。よってグレー。
砲身は地が濃いグレーなので、黒でハッキリと。
コクピットのハッチは地が赤なので、コレも黒だと見映えが汚い。ブラウンを使用。
筆先の拭き取りタイプと、0.04ミリの極細タイプとありましたが、
拭き取りタイプを使いました。
はみ出し前提でザッと書いて、サッとティッシュで拭き取る。
意外と楽で便利でした。

(7)ガンダムマーカー(塗装用)

基本的に塗装はしませんが、パイロットだけコレで塗りました。
コックピットのパーツと、パイロットのパーツが同じ濃いグレーのプラカラーで、
そのままだとパイロットがコックピット内に溶け込んでしまい、
せっかくのディテールが死んでしまうからです。

今回買ったのは6色のベーシックセットというやつ。
この中で今回使ったのはホワイトとイエロー。
ボールの中に搭乗するパイロットをホワイト、
ディスプレイ用に付属で付いているメカニックをイエローで塗りました。
今後、他のキットの作成の際に、更なる活躍が見込めそうです。

(8)クリップ

プラスティック製の、ごく一般的なクリップです。
何に使ったかというと、パイロットの塗装時の持ち手用です。
パイロットのパーツは非常に細かいので、指で持つと、
マーカーのペン先がほとんどパーツに触れません。
それどころか指にばかり当たり、パーツではなく指を塗る羽目になります。
そこでクリップでちょこっと端を摘ませておくだけで、非常に作業がしやすくなります。
金属製のクリップでもいいですが、パーツを傷付けるかもと思ったので、
プラスティック製のものを使用しました。
ダブルクリップのように、金属製でも噛み口が丸みを帯びているものなら、
それでも問題ないと思います。

クリップ使用イメージ クリップの使用イメージ。
写真ではクリップ置いてますが、
撮影に片手を使うために置いただけで、
実際は手に持って作業します。




3.ショット集

ボディ部分の作成途中 ボディの作成時に撮ったもの。
これだけではまるでスクラップ状態。
虚しさ漂う一枚。
素組みの完成状態 素組み完成状態。
ココまでは3〜4日くらい。
ここからスミ入れ、
マーキングシール貼り付け、
デカール貼り付け
という工程を踏んで、完成させます。
完成形 とりあえず自分的完成状態。
プロのモデラーではないので、
塗装はもちろん、パテ埋めとか、
パーツの合わせ目消しとか
一切行っていません。
っていうか接着剤一切使ってないし。

とは言え、それでもこの出来映え。
キットの秀逸さが良く分かるというものです。
作った人間の腕前は大した事ありません。

ディスプレイ用として、
台座の下に黄色く塗った
メカニックを立たせてみました。
ヘタレ塗りですが、
自分的に雰囲気は出せてると思うので、
コレで良しとしています。
前面 Ver.kaで悪夢を見せてくれる、
有り得ない量の
マーキングシールとデカール達。
こんな細かい文字を
計100箇所以上貼っていくわけだ。
ハッキリ言って軽く死ねる(笑)

集中力の要る作業だが、
あまりに根詰め過ぎて、
息を抜いたときに軽くクラッときました。
恐るべしVer.Ka。

所々ゆがんでたりする部分もあるが、
勘弁して下さい…。
ボールって、その名の通り球面なので、
シールとかデカールとか、
本気で大変だから!
背面 こちらは背面。
こちらのアングルでも、
至る所に細かいデカールが
誇示しています。

もうホント勘弁して下さい…(泣)
パイロット ハッチを一時的に取り外して、
コックピットを接写。
パイロットはガンダムマーカーで
ザッと全身を白く塗った後、
ヘルメットフロントのガラスの部分だけ
スミ入れ用のグレーで
軽くグレーを落としただけのお手軽塗装。
目は疲れるものの、
手間はそんな掛けてません。

お手軽に塗った割には、
そこそこ雰囲気出たかなと思うんですが、
どうでしょう?
内部メカニック 外部装甲を外した内部メカニック。
この内部メカニックまで
精密に組み立てるのが、
マスターグレードたる所以でしょうか。

こちらも至る所に細かい
マーキングシールが貼り付けられています。
もう二度とこのシール貼りはしたくない…。
使用済みデカールシート オマケ(笑)
使用済みのデカール。
四角く切り取った跡が全体に点在してるのが
分かるかと思います。
ちなみにシート全体の大きさは、
縦60mm横80mmという小ささ。
デカール切り貼り作業が、
如何に緻密で大変かお分かり頂けますか?

ちなみにマーキングシールのシートの方は
捨ててしまいました(笑)
切り口の端がめくれ上がって、
ペタペタと所構わず張り付いてウザイので(笑)



4.最後に

今回、実に久しぶりにガンプラを作ったせいで、
すっかりガンプラ熱が上がってしまいました。
近いうちにまた何か作ってしまうでしょう。
その時は、またココにアップしてみようかなと。
どうせ趣味のホームページだし、何が載っててもいいじゃないか、と
開き直る事にしました。
次のガンプラのアップがあるのかどうか謎ですが、
とりあえず今回は第一弾として、こんなところで。



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5.蝶オマケ

ぶっちゃけありえなさ過ぎる3ショット

デュアルオーロラウェイブ!!(えー

……正直、スマンかった。
軽く逝って来る。



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